知らなかった言葉、難しい用語はここで調べて!

タネを蒔いておけば、あとは勝手に野菜が出来る!
もちろんそれが理想ですが、野菜作りには何かと手間がかかります。 タネを蒔く前に作り方をネットや本で調べて… ん?覆土?寒冷紗?晩抽性? などと、日常ではあまり聞かない言葉が多くあり、このサイト自体にも多くの専門用語が書いてあります。すべては書けませんが、家庭菜園で必要な用語を中心に掲載します。

苗床
なえどこ
タネを蒔いて、発芽して苗を育てる場所。苗箱や平鉢、ビニールポットなどに土を入れてタネを蒔きます。その後、春先ならビニールハウスや温室内に置いて育てます。
二年草
にねんそう
一年以上二年未満にタネから発芽・生育・開花・結実し、枯れてしまう草花・植物など。春にタネを蒔いて翌年の春に花を咲かせるもの、秋にタネを蒔いて翌年は生育し、翌々年の春に花を咲かせるものがある。
発芽率
はつがりつ
一定期間内に発芽した率(百分率%)のこと。
野菜の種類によって計測期間・温度が違う。基本的な試験方法は、シャーレに水分を含ませたろ紙を2枚敷き、その上にタネを100粒置く(1アイテムで4区画)。それを規定温度の発芽試験機に入れ、期間内で発芽したものを数えて計算する。
花芽分化
はなめぶんか
植物は発芽後、葉や茎を大きく成長させる。その葉を作りだしている生長点が花芽を作り始めること。
通常、花芽分化が始まると、花や種子を作るための生殖生長が優先され葉や茎の生長が止まるが、果菜類についてはそれらの生長が並行して進む。
ばら蒔き
ばらまき
苗床や畑に、タネを適度な間隔でムラのないように蒔くこと。草花などタネの小さいものを蒔く場合に適している。
ばら蒔き画像
晩抽性
ばんちゅうせい
とう立ちが遅いこと。春先のダイコン・ハクサイなどは、生育初期に低温にあうと「とう立ち」がおこりやすい。その「とう立ち」を遅くする性質が「晩抽性」であり、春先はそれらの性質を持った品種を使う。
ビニールポット
びにーるぽっと
ビニール製の鉢のこと。大きさは径5センチ程度から15センチ以上までさまざま。
タネを蒔くのに使われたり、苗を移植するのに使われたりする。
ビニールポット画像
覆土
ふくど
タネを蒔いたあと、土をかけること。通常はタネの大きさの2~3倍程度、土をかける。しかし、ニンジンやレタス・シソなど好光性種子と呼ばれる種子は、発芽する際に光があったほうが発芽が促進されるので、これらは覆土を薄くする。
腐葉土
ふようど
落ち葉や小枝などが腐ったもの。腐葉土自体はあまり養分を含みませんが、通気性や保水性・排水性に優れているので、土壌改良に効果があります。