知らなかった言葉、難しい用語はここで調べて!

タネを蒔いておけば、あとは勝手に野菜が出来る!
もちろんそれが理想ですが、野菜作りには何かと手間がかかります。 タネを蒔く前に作り方をネットや本で調べて… ん?覆土?寒冷紗?晩抽性? などと、日常ではあまり聞かない言葉が多くあり、このサイト自体にも多くの専門用語が書いてあります。すべては書けませんが、家庭菜園で必要な用語を中心に掲載します。

育苗
いくびょう
タネから苗の段階まで育てる事を育苗と言い、どのような作物でも、苗の良し悪しでその後の生育・収量に大きな影響が出ます。
主にトマトやキュウリなどの、果菜類で必要となる作業です。
移植
いしょく
苗を畑に植える前に、苗床から苗床(小さいポットから大きいポットなど)へ植え替える作業です。
移植を行うことで根の発達をうながし、定植のさいの植え傷みを少なくする効果や、混みあった箇所の苗を分けることで、軟弱に徒長することを防ぎます。
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一代雑種
いちだいざっしゅ
F1とも呼ばれ、異なった品種・系統の交配によって出来る雑種の一代目のことを言います。
病気に強いけど味の悪いトマト、味は良いけど病気に弱いトマトを交配して、病気に強くて味の良いトマトを作るなど、両方の良い性質持った品種が多くあります。
一年草
いちねんそう
一年以内にタネから発芽・生育・開花・結実し、枯れてしまう草花・植物などのこと。
春にタネを蒔き冬までに枯れるものを「春まき一年草」、秋にタネを蒔き翌春に花が咲いて夏までに枯れるものを「秋まき一年草」と呼ぶ。
本来は多年草でも、生育地域や気象条件で一年草になる場合もあります。
畝間
うねま
畝と畝の間の長さ・間隔。間に通路を入れる場合もある。
作物の種類によって適正な畝間は違い、ダイコンなどでは60~80センチ程度だが、スイカやカボチャなどでは2メートル以上になる。
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親づる
おやづる
主枝のことで、発芽してから最初に出るつる(茎)。その主枝から出る側枝のことを子づる、その子づるから出る側枝を孫づると言う。
株間
かぶま
株と株の間の長さ・間隔。風通しや日当たりを良くしたり、作物が十分に生長したりするための間隔で、作物の種類によって適正な株間は違う。
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緩効性肥料
かんこうせいひりょう
肥料の成分がゆっくり溶けだし、長期間効果が持続する肥料のことで、多くの種類で肥料の粒にコーティングがされています。
元肥として利用され、草花で多く利用されています。
潅水(灌水)
かんすい
植物に水を与えることで、水やりとも言います。
他にも雨が降らない場合や、タネ蒔き前・定植前後に行うと、発芽しやすかったり、植え痛みが少なくなったりします。
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寒冷紗
かんれいしゃ
綿やポリなどの化学繊維で出来た網目状の被覆材で、遮光にともない気温の低下・乾燥防止に効果があり、防風・防虫用ネットとしても利用されます。
休眠
きゅうみん
成熟したタネが発芽に適した環境条件をあたえられても、発芽しない現象のこと。
結束
けっそく
野菜栽培の意味では、厳寒期収穫のためハクサイの頭部を紐などで縛ることや、カリフラワーの花蕾を白くするため、花蕾が7~8センチの時に葉を縛り、日が当たらないようにすること。
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