第3話 有機世界情勢~欧米ではなぜオーガニックが進んでいるのか?~

公開日:2026.02.9

世界の有機野菜市場は成長傾向にあり、特に欧米(米国、ドイツ、フランスなど)が市場を牽引し、アジア(中国、日本など)も急速に拡大しています。日本は市場規模・面積ともに世界的に見ると後進国ですが、政府は「みどり戦略」などで推進し、2050年までに有機農地25%目標を掲げています。
主要市場であるアメリカでは、有機種子の販売割合が園芸店では100%、自然派スーパーでも100%、ホームセンターで70%となっています。オーガニック専門のスーパーも拡大の一途をたどり、惣菜は在来種を原材料にしたものを目玉にしています。
小売業全米10位に位置する大手スーパー「セーフウェイ」(1,700店舗)のオーガニック売場は4割ほどを占めています。

欧米オーガニックが進んでいる理由

医療機関での受診に伴う治療費の高騰を背景に、食から健康を目指す考えに至ることで「安心安全の食」への意識が高まっています。
日本でも昨今の物価上昇により、健康リスクを避ける意識で食から安全性を見つめ直す傾向になってきています。

日本でも広がり始めるオーガニック

日本では長らく、有機農業の取り組みはごく一部に留まってきました。
実際、2020年時点の統計では、日本の有機農地は全耕地面積のわずか0.5%。
これは欧州諸国(10%以上が主流)や、韓国(2.3%)などと比べても、かなり低い水準です。

そんな中、いま大きな変化が起きています。
農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」では、2050年までに有機農地を全体の25%に拡大するという、
野心的な目標が設定されました。

まとめ

持続可能な農業と、安心して選べる食べものをこれからの世代へ届けるため、
今、オーガニックを選ぶことがひとつの「未来への投資」になっています。

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